GO 倉庫!

HQ のソフトウェアエンジニアの入谷です。

HQ が大切にしている行動指針の一つである「GO 現場」。 この記事では、それを開発チームがどう実践しているかご紹介します。

開発チームの「GO 現場」

HQ が大切にしている行動指針の一つに「GO 現場」があります。 これは、机上だけで仕事をするのではなく、自ら腕をまくって一次情報に当たろう、という意味です。 簡潔で使いやすい表現ですので、業務の会話や Slack のスタンプでもよく使われています。

HQ の開発チームにとって、「現場」とはどこでしょうか。 ソースコードやサービスを利用されているお客様との対話も、もちろん大切な「現場」です。 それらに加えて、私達にはもう一つ HQ ならではの「現場」があります。

それは倉庫です!

撮影当時は椅子が大量に並んでいた倉庫

倉庫と開発チーム

HQ が提供するサービスの一つである リモートHQ では、リモートワーク備品の貸与を行っています。 必然的に、出荷前の商品やお客様から返却された商品を保管する倉庫が必要になります。 倉庫では、出荷する複数の商品をまとめて梱包したり、返却された商品の状態を確認する検品作業が行われたりしています。

HQ の開発チームは、これらの作業で使われる業務アプリケーションをローコードツールを駆使して開発しています。 倉庫で実際どのような業務が行われているか、その実態を知ることは私達にとって重要なことです。

いざ倉庫へ

少し前のことになるのですが、実際に関東某所の倉庫まで足を運びました。 普段は香川県からフルリモートで業務をしている私にとって、現場を見ることは貴重な機会です。 これまで数えきれないほどウェブサービスで商品を注文してきましたが、実際にその裏側を覗くのは初めて。 大量の物が整然と並ぶ倉庫それ自体も非常に興味深く、ずっとわくわくしていました。

さらに貴重だったのは、そこで業務を回すスタッフの方々から得られる情報でした。 実際にどのように業務アプリケーションが使われているかを確認することで、 実際の業務フローが想定と異なっていたり、機能が予想外の使われ方をしていたり、 といった事実を発見できました。

業務アプリケーションに多少不具合や使いづらい点があっても、普段は業務を回すことが最優先。 何とかそれらを回避したり軽減したりする方法が編み出されます。 そのおかげで業務が滞りなく進むのですが、一方で問題の本質的な解決が後回しになりがちです。

今回実際に倉庫を訪問したことで、スタッフの方々が「言うほどではないか」と思っていた 細かい改善点を幾つも教えてもらえました。 その中には、その場で 5 分で対処できたものもあり、現場に足を運ぶことの重要性を再認識しました。

地道な業務改善は続く

プロダクトマネージャーの一人は一時期毎日のように倉庫を訪問し、 スタッフの方々とコミュニケーションを取りながら業務の改善を進めています。 ローコードツールなので、操作性の改善やちょっとした機能であれば プロダクトマネージャー自身で対応できることも増えてきました。 つい先日も、ちょっとした UI の改善で、ある工程の作業時間が半分になりました。

多くの商品を扱うだけでなく、貸与した商品が戻ってくるという特徴もあって、 HQ の倉庫業務は一般的な通信販売と比べても複雑です。 だからこそ現場に出向いてその複雑さと向き合うことが特に重要だと感じています。 今後も GO 現場の精神で業務改善を進めていきます。

まとめ

この記事では、HQ の開発チームが「GO 現場」を実践する一例として、倉庫に足を運んだ話をご紹介しました。 HQ では、「GO 現場」の精神で一緒に業務改善を進めてくれる仲間を募集しています!